Last Updated on 2020年1月2日 by Dai Ando
はじめに
前回の記事、
では、
・毎日ある9,000もの選択の積み重ね”が未来の自分。
・そのいくつかを“より良い未来にするための選択”にすれば、それは立派な挑戦。
とお伝えしました。
でも、
選択が挑戦であることは分かったけど、それって、いわゆる大きな挑戦とはちょっと違うのでは?
もっと清水の舞台から飛び降りるような決意を要するものなのでは!?
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、”大きな挑戦をどのように扱うか”について書きたいと思います。
大きな挑戦=小さな挑戦×積み重ね
日々の選択という小さな挑戦も、積み重ねれば大きな挑戦になります。
ひっくり返せば、
清水の舞台から飛び降りるような決意を要する大きな挑戦も、日々の選択という小さな挑戦の集まりです。
細かく分割してしまいましょう!
もし、ゴールまでの道筋が見える場合はラッキーです。
ゴールまでの過程を逆算して分割です。
その過程を更に細かな断片、日々の選択レベルまで分割します。
でも実際のところ、
大きな挑戦は、ゴールまでの道筋が見えないことがほとんどです。
その場合は、
一歩目を踏み出すまでの過程を分割しましょう!
この一歩目を踏み出すのが一番難しいので、まずはそこに集中です。
そこから先に関しては骨格程度の大まかなプランで大丈夫!
踏み出してしまえばあとは何とかなるものです^^。
何故そうなのか?に関しては、是非こちらの記事
をご参照下さい。
過程が進むたびにその先の道筋が見えて来ますので、心配はいりません。
まずは設計図を手にしよう!
家を建てる時、いきなり工事からは始めません。
“とりあえずここに柱を立てたけど、次はどうしよう!?”
これではうまく行きません。
- まずは下調べ
- イメージを膨らませて業者選び
- 予算等を含めてどのような家にするか打ち合わせ
- その後、設計図作り
- ここまで来てから、ようやく工事
となります。
いきなり工事から始めるよりもずっと予知性が高く安心ですよね。
大きな挑戦も家作りと同じです
まずは、下調べから設計図作製までの過程を細かく分割し、日々の選択として生活に取り入れて行きます。
リスクもなければ、生活を大きく変える必要もありません。
行動に移す前に、ゴールまで、もしくは一歩踏み出すまでの設計図を作ることが出来れば、大きな挑戦のハードルはグーンと下がります。
具体例があると分かりやすいですよね。
手前味噌ではありますが、自分はどのように分割したか書きたいと思います。
まずは時間作りから
僕の大きな挑戦は
-
オーストラリア歯科医師免許取得+永住権獲得
でした。
でも、当時の僕は
-
年齢的に責任のある役職だったこともあり、会議が多く帰宅はいつも遅め。
-
週末は自分の技術を磨くため講習会に参加することが多く、家族の時間すら取れない。
なので、ゆっくりとこの挑戦に向き合う時間がありませんでした。
何年も心の中で燻らせていたのですが、
震災、結婚、40近い年齢。
そんなきっかけがあって色々と悩み、
まずは日々の選択の一つとして、
“夫婦でいつもより、1時間半早起き”
をして時間を作り、
真剣にこの挑戦を検討することにしました。
次は、”下調べと分割=設計図作り”
この朝の時間を使い下調べを始めると、ある程度の全体像が見えるようになりました。
そしたら分割です。
- 下調べ
- 計画立案
- 自分が本当にこれをやりたいのか、動機の再確認
- 資金の準備(貯金計画)
- 家族を含む周囲への計画報告
- 現地の下見
- 長年お世話になった職場をなるべく迷惑をかけないように退職
- 戸籍や税金、年金等の処置
- 海外引越し準備と家財道具の処分
- 語学力証明試験
- Australian Dental Councilの書類審査
- Australian Dental Councilの筆記試験
- Australian Dental Councilの実技試験
- AHPRAでの歯科医師免許登録
- 就職活動
- 永住権申請
この挑戦は、16の小さな挑戦に分割することが出来ました。
設計図のラフスケッチですね。
後半の詳細に興味をお持ちの方は以下の記事をご参照下さい。
すると、
- 6までは生活を大きく変えずに準備出る項目
- 9までの過程は日本に居ながら出来る項目
- 10からの過程はオーストラリアで頑張る項目
ということが分かりました。
つまりこの時点で、
- 10以降を今心配しても仕方がない
- 今は、”4. 資金の準備”をしつつ、”5. 家族を含む周囲への計画報告”
- まだ行ってなかった新婚旅行の行き先をメルボルンにして、”6. 現地の下見”は出来る
- 下見してもし合わなかったら計画は見直そう
- 8と9は”7. 退職”となってから考えよう
と考えることが出来て、大分ストレスが減りました。
よし、やってみよう!
次は新婚旅行がてら、メルボルンへ”6. 現地の下見”に行きました。
現地を訪れると、急に現実味が湧いて来ました。
- ここに住むのか。
- この学校に通うのか。
- 物価はこれくらいか。
- こんな気候なんだな。
- 時差は1〜2時間。家族とも連絡取りやすい。
ここまで来てようやく、
7. 退職、に踏み込む勇気が出たのです。
すると、日本で終わらせる項目は残り8と9の2つのみ。
挑戦日本パートのほとんどが終わったことになります。
ここまで来ると気持ちは自然と挑戦モードに入りました。
オーストラリアパートも同様に
各項目それぞれ
- 下調べ
- 全体を大まかに把握
- 分割
- 設計図の作製
- 実行
と細かく分割し、日々の選択として生活に組み込みました。
問題が起きても、同様に分割し乗り越えました。
まとめ
このように大きな挑戦は、
- 下調べ
- 全体を大まかに把握
- 分割
- 設計図の作製
が一歩踏み出すハードルを下げる秘訣です。
そうすることで
- 今出来ること
- 今出来ないこと
が分かり、実際の作業はもちろんのこと、”大きな挑戦”という一塊から感じていた不安も、細かく分割されます。
しかしそのためにはまず、
時間を作ることが一番大切です。
毎日ある選択を工夫して、まずは時間を作り、
その時間を使って
-
下調べ
-
全体を大まかに把握
-
分割
-
設計図の作製
ハードルが下がったら
-
一歩踏み出す
この繰り返しで、いつの間にやらゴールです。
ぜひ試してみて下さいね^^。
Jump the border!!
“挑戦のハードルが下がる考え方その1”はこちら、
“その3”はこちらからどうぞ^^。
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