Last Updated on 2020年1月2日 by Dai Ando
メルボルンの通勤電車
毎朝メルボルン近郊から中心街CBDへ向かう通勤電車に乗っていると、いつも乗客の多様性に驚かされます。
移民を寛容に受け入れる多文化主義国、オーストラリア。
その国土面積は、日本の約20倍、人口は5分の1。
1日の中では混雑している時間帯ですが、それでも車両内には歩いて移動出来るゆとりがあります。
会話や服装などから、恐らく車両の半分を超える乗客は、彼らの代、もしくは前の世代に、
オーストラリア以外のバックグラウンドを持っているように思われます。
28.2%と1.6%
この世界地図は各国の移民割合の調査結果です。(2015年度版)
国をクリックすると割合が表示されます。
オーストラリアはその人口の28.2%は外国生まれ。
別に母国があり、その上でオーストラリアに住んでいるのです。
日本の1.6%と比較すれば、どれだけその割合が高いかお分かりでしょう。
(追記:朝日新聞によると、2016年の国勢調査では、人口約2340万人のうち49%が本人が外国生まれか、両親のうち少なくとも1人が外国生まれ)
国も選べる
僕達は沢山の選択肢の中で生活をしています。
仔細なことはもちろん
- 仕事
- 結婚相手
- 住居
等々、人生に影響を及ぼす大事に関しても選択をしています。
電車に乗っている彼らを含むこの28.2%の人たちは、その延長線上にある選択肢として”国”を選んだのです。
メルボルンでよく聞かれる質問があります。
“日本は豊かなのに、なんでダイはオーストラリアへ来たの?”
そうなんです。
“何をもってして豊かなのか”、に関してはこちらの記事に譲るとして、
日本は豊かさ故に、現実的な選択肢として“国を選ぶ”という考えはなかなか浮かばないかもしれません。
国を選ぶ…。
色々な意見があるかもしれません。
でも、母国での生活が政治的/経済的な様々な事情により困難な方々にとっては、希望を持てる数少ない選択肢。
僕たち日本人にとっても、
- 自分の未来
- 子供の将来
を考えると、そんなに突拍子もない選択肢ではありません。
“考えもしなかったこと”を考えてみる
僕自身も初めてこの考えを思い付いた時には、
“我ながら突拍子もない考えだな”
と思いました。
5年くらい前の話です。
(ちなみにこれを思い付いた朝、考えながら自転車通勤していたら、段差にタイヤを取られ大転倒。右腕骨折に脳震盪を起こしてしまいました><)
でも、ずっと考えていると
- 自然と情報が目に入るようになり、
- 必要な人たちと出会い、
- 突拍子もない考えが現実味を帯び、
- その状態になっていない自分に違和感を感じるようになり、
- ある日、その違和感を感じずに済むような状態になるのです。
もし、考えたことがなかったら、試しに想像だけでもしてみて下さい。
考えるだけなら失うものはありません。
一度考えれば、
無意識のうちに”移住関連アンテナ”が張られ、自然にその情報が目に入るようになります。
- 欲しい車があると”その車”が、
- 妊娠すると”妊婦さん”が、
急に街で目に入るようになるのと同じように。
僕たちはそんな風に出来ています。
そのモヤモヤの原因はもしかしたら!?
仕方ないとは思いつつも、こんなことでモヤモヤしたことはありませんか?
(だいぶ個人的な思いが込められています笑)
- 長い労働時間&サービス残業
- 仕事ばかりでなかなか取れない家族との時間
- 額面は増えても手取りが増えない給料
- 溜まってく一方でなかなか使えない有給休暇
- ストレスフルな長時間の通勤&通勤ラッシュ
- 増える一方の消費税&税の二重取り:相続税
- 減る一方の銀行利息&家の価値
- 更に支給が先送りになりそうな年金
- 高まる老後の不安
- 学校での陰湿ないじめ
- いつ起こるか分からない地震
- 隠される放射能問題
- 脅かされる食の安全
- それでも止まらない原子力発電所
- 息を吐くように嘘をつく政治家
- 国民を見ていない政府
- 政府に言いなりで機能していないメディア
- ブラック業界か!?と思うくらいに評価の低い日本の歯科業界(笑)
相手を変えるか、自分が変わるか
問題と向き合うことは大切です。
しかし、これらを一つ一つ解決しようと思ったら、いくら時間があっても足りません。
もしうまく解決したとしても数世代は必要なのではないでしょうか。
でも、住む国を変えたら、いっぺんに解決する可能性があります。
例えば、オーストラリアに住むことで、上記モヤモヤの80%は、ほぼ解決するのです。
まとめ
相手はなかなか変わってくれません。それなら自分が変わろう。
そんな風に思う”越境人生応援ブログ”管理人でした。
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